予防接種をしないと大変な事に?

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予防接種をしないと大変な事に?

2016-02-21

dogs397

あなたは愛犬に予防接種を受けさせていますか?

予防接種なんてお金かかるだけでしょ?
とか、野生の犬はそんなことしなくても生きていけるんだからしなくても大丈夫!
とか、あなたは考えていませんか?

予防接種をしていないと大変なことになるかもしれませんよ?

なぜ予防接種をしなければならないの?

体の中にウイルスや細菌が侵入すると、免疫細胞や抗体が働いてそれらを体内から排除しようとします。

予防接種は弱毒・無毒化したウイルスや細菌(またはその一部)を体内に入れて、前もって免疫細胞にそのウイルスや細菌の情報を記憶させたり、抗体を作らせておき、ウイルスや細菌が侵入してきた時にいち早く対応できるようにするためのものです。

現在、ワクチンで予防できる病気には、犬ジステンパー・犬パルボウイルス感染症・犬伝染性肝炎・犬アデノウイルス感染症・レストスピラ症・犬コロナウイルス感染症・狂犬病・犬パラインフルエンザ症があります。

狂犬病のみ、狂犬病予防法という法律で3ヶ月齢以上の犬に予防が義務づけられています。

ほかのワクチンに関しては任意での接種となります。通常、狂犬病以外のワクチンは混合ワクチンの形で接種し、5種混合ワクチンから13種混合ワクチンまであります。

どのように予防接種を受けさせればよいのでしょうか?

予防接種は、生後8週で接種し、以後3~4週ごとに15~18週まで接種します。

終了時期はワクチンの種類により異なります。
初回接種より1年目以降は、1年に1回追加接種することが推奨されています。(現在は病院により1年1回ではなく、数年に1回の接種を推奨しています。)

ワクチンの前には必ず健康チェックをし、健康であることを確認してから接種しましょう。

ワクチンを注射した後どうしたらいいの?

18週のワクチン接種後2~3週で完全な免疫が出来ますので、それまでは公園などの感染の機会のある場所には連れて行かないようにしましょう。 接種当日は、激しい運動やシャンプーは避けてください。
また、熱が出たり、注射部位を痛がったりすることがあり、そのために震えたり、元気がなくなることもあります。通常は1~2日で回復します。

まれに接種後、アレルギー反応やアナフィラキシーショックを起こすことがあります。

蕁麻疹や顔の腫れ程度のものからショック状態になるものまで様々ですが、ワクチンの性格上、絶対に起こらないとは言い切れませんので、異常がみられたら直ちに動物病院に連絡して下さい。

近年、病院で1年に1回追加接種でなくなってきた理由としては、犬が抗体をまだ持っている(1年で抗体が無くなっていない)ためです。 1年で抗体が無くなるとされているのは全体の2割程度といわれています。

つまり8割の犬には1年後も抗体を保有しています。 保有している期間は犬により様々ですので、気になるようであれば抗体検査により抗体を持っているかどうかを確認することができます。

いかがだったでしょうか?
予防接種で予防できる病気には狂犬病などの怖い病気もあり、レストスピラ症や狂犬病は人間に対しても脅威となる病気です。愛犬だけでなく、自分を守るためにも是非予防接種を行ってくださいね。


執筆:Zoin


動物看護師・愛玩動物飼養管理士1級・ホリスティックケアの資格を保有。現在、柴犬二匹との生活を楽しみながら、ライターとして活動中


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