愛犬とアジリティーに参加してみませんか?
2016-02-21
あなたは、愛犬とアジリティーをしたことがありますか?
アジリティーって何?という人もいるかもしれませんが、アジリティーとは、簡単に言えば犬の障害物競走のようなものです。
犬がハードルを飛び越え、トンネルをくぐり、シーソーに乗り、風のように走る。そのタイムを競う競技で、世界大会も行われているほど、ポピュラーなドッグスポーツです。
そんなアジリティーですが、実はあなたと愛犬の信頼関係を築くのに、一番手っ取り早い方法かもしれません。
どんな犬種が参加しているの?
この競技には、犬種の向き・不向きはありますが、実際に大会に足を運んでみると、様々な犬種が出場しています。
トイプードルや柴犬、サモエド等、入賞を目指さない、愛犬と共に楽しむために大会に出場している人がほとんどです。
なので、本格的にやらないといけないのは大変かな…と思っている人もいるかもしれませんが、愛犬との信頼関係を築く為、楽しむためにアジリティーに参加してみてはどうでしょうか?
アジリティーを始めるには?
あなたが少しでも興味を持っていただけたなら、アジリティーの技術の話ではなく、どうやってアジリティーを始めるか、を説明させていただきます。
まず最初に質問ですが、あなたは愛犬との信頼関係がありますか?
ここでたいていの人は、「ある」と答えますが、信頼関係があるかどうか、簡単な信頼関係の確認の仕方をご説明いたします。
まず愛犬に「座れ(お座り)」とコマンド(命令)します。
そこで愛犬は座りますか?愛犬が座ったら、まず第一段階はクリアです。
その後、少し距離がある場所で他の犬と人に思いっきり遊んでもらいます。場合によってはおやつも与えます。
それで愛犬があなたから目を逸らさなければ、しっかりと信頼関係が築けていますので、すぐにでもアジリティーを始めることが出来るでしょう。
しかし、遊んでいるほうに目を奪われたり、そちらに走って行ってしまったらそれはまったく信頼関係はありません。
あなた<他の犬(おもちゃ)となっているということですので、まずは愛犬と信頼関係を築くようにしましょう。
愛犬との信頼関係を作るには?
信頼関係というのは、愛犬があなたと一緒にいて楽しいか?ということです。
その為には、毎日2回は一緒に散歩しましょう。散歩しながら声をかけてあげて、愛犬があなたと一緒にいて楽しいと思ってもらうことが信頼関係を築くことになります。
アジリティーをするのに覚えておかないといけない事は?
次にアジリティーをする上で絶対に覚えておかないといけないことは「待て」と「来い」です。
訓練をしている最中は、愛犬が出来たらしっかりと褒めてあげましょう。
褒め方は、一緒に走り回り、甲高い声をあげ、最終的にはボールを投げて、一緒に引っ張り合いをして楽しみましょう。
そうすることで犬は、「一緒に遊んで(走って)くれる→ボールがもらえる→褒めてもらっている」と認識します。
よくすぐにボールを与える人がいますが、それでは犬はボールのためだけに命令を聞くことになりますので、褒めてもらっていることに気付いていません。
あくまで褒め終わったあとにポケットからボールを出し投げる、という順番が大事になります。
それを繰り返し行うことで、あなた=すぐに褒めてくれる楽しい人、という認識になり、徐々に信頼関係が築いていけると思います。
このような事を行い、愛犬との信頼関係が築けたら、ドッグスクール等に行き、アジリティーの訓練をしてみるといいですね。
人も楽しめるスポーツですので、運動不足の人にもおすすめですよ。
執筆:rose13
ドッグトレーナーの専門学校卒業後、ドッグトレーナーとしての就業。 ボーダーコリー2匹、サモエド2匹と、賑やかな生活をしています。