【訓練士】犬をしつけで褒める効果的なタイミングと方法とは？

かわいい愛犬のしつけはうまくいっていますか？
しつけと言ってもいろんな方法があって、どれが愛犬にあう方法なのか悩んでしまいますよね。

今は「褒めてしつける」方法が主流となってきていますが、褒めるといってもどのように褒めるのが効果的なのでしょうか？

しつけで大切なのは、このタイミング

1，正しいことをしたその瞬間

犬はあなたの号令から行動までの一連の流れを覚えているのは1～2秒です。それを過ぎてしまうと、たとえ褒められたとしても何に対して褒められたのかわからなくなってしまうのです。

教えたいことができたその瞬間に、笑顔で言葉やスキンシップ、おやつを使って褒めてあげましょう。タイミングよく褒めるためにはあなたの準備も重要になるということですよ。

2、おやつは褒めてから

しつけにおやつ使うことはとても効果的であり、犬にとってもモチベーションや集中力があがります。また、おやつをもらうことでいいことをしたのだと理解しやすくなります。

はじめのうちは成功するたびにおやつを与え、しつけのトレーニングはうれしいことがあるとわからせます。ただし、おやつを与えるのは言葉やスキンシップで褒めたあとです。

おやつをもらうためにトレーニングするわけではありません。いい行動を覚えるためにトレーニングしているのです。ここをまちがえると、おやつがないと教えたことをしない犬になってしまいますよ。

メリハリをつける

タイミングと同じくらい、メリハリは重要なものです。褒めるトレーニングですが間違ったことをしたときは、無視をする、または「ダメ」「イケナイ」など言葉を使い、毅然とした態度で犬に伝えます。

いい行動がきちんとできていないのにおやつは絶対に与えてはいけません。こうすることで犬はあなたの反応を見て学習していきます。

厳しくてかわいそうにも思えるかもしれませんが、あなたのあいまいな態度や声かけは、一生懸命トレーニングしている愛犬を混乱させてしまいます。いい行動、わるい行動に対する反応にしっかりメリハリをつけましょう。

褒められることに喜びを感じると、犬はもっともっといいことをしようとがんばります。

なにをすればあなたがよろこんでくれるのか、褒めてもらえるのかを考えて積極的に行動するようになります。そうすることでトレーニングがしやすくなり、どんどん新しいことを教えていくことにつながっていきます。

はじめはタイミングもメリハリもなかなかうまくいかないかもしれません。しかし、あきらめずに毎日すこしずつでも一緒にトレーニングをしていくことで、お互いのなかのナイスなタイミングをつかみはじめることができるかもしれませんよ。