ボルゾイって格好いい！性格や魅力、価格などについて

優雅で美しいボルゾイは一目見たら心を奪われる上品な姿と俊敏性を兼ね備え、犬界のサラブレッドと言われています。

今回はボルゾイを飼ってみたいと思う方のために性格や飼い方、ボルゾイの価格などについて細かくお答えしていきます。
飼ってから「こんなはずじゃなかった！」となってしまわないために、ぜひ参考にしてみてください。

日本産ボルゾイの世界的な評価

まず何よりも初めにお話ししたいのが、日本から作出されたボルゾイが近年は世界的に評価されているということです。

2015年、日本一大きいドッグショーであるFCIジャパンインターナルドッグショーにてボルゾイが全犬種2800頭の中で日本ナンバーワンのベストインショーに輝き、翌年の2016年には世界最高峰のドッグショー、ウェストミンスター・ドッグショーにて日本産のボルゾイが2位にあたるリザーブベストインショーを受賞しました。古く歴史あるウェストミンスター展で日本産の犬が選ばれるのは大変めずらしい事です。

このように日本はボルゾイ先進国であり、ボルゾイに興味を持った方はぜひ全国各地で開催されているドッショーに足を運んで生のボルゾイの美しさをご覧いただきたいです。

ボルゾイってどんな犬？

ボルゾイはロシア原産の犬で「ボルゾイ」はロシア語で「俊敏」を意味しています。スマートな身体には強力なバネがあり、その運動能力を活かして人間に使役したり、獲物を追跡させるレースが行われていました。ボルゾイのように足の速い犬は視覚ハウンドと呼ばれ、同じグループにはサルーキやスルーギがいます。その中でも大型なボルゾイはオオカミのように大きな獲物を捕らえられるほど勇敢さと力強さを持ち合わせています。

体高オス74cm以上、メス68cm以上
犬の中ではグレートデーンやアイリッシュウルフハウンドに次いで体高が高い

体重　24～45kg
セントバーナードのおよそ半分

これらの事から分かるようにボルゾイは超大型犬の体高でありながら体重はとても少ないことが分かります。

ボルゾイの性格

ボルゾイはうるさく吠えないことで有名です。運動能力は非常に高いですが、室内では大人しく、超大型犬ではありますが室内飼育向きの性格です。

しかし、運動欲求が満たされないとナーバスになることもあります。

ボルゾイの性格は幼少期からの育った環境に大きく左右され、幼い頃から社交性や飼い主との上下関係を学んだボルゾイは大人しく温厚で一度心を開いたら信頼を向けてくれる理想のパートナーとなります。

逆に社会性が身に付かないまま成長してしまうと警戒心が強く気難しい性格となってしまい、攻撃的な一面を見せることもあります。

犬を初めて飼う方や、しつけに自信の無い方はボルゾイの飼育は向いていません。愛情深く時間をかけて信頼関係と社交性を育てることができる方にはベストパートナーとなるでしょう。

ボルゾイの価格

希少犬種のボルゾイの価格は、血統や犬質に左右されます。
ペットタイプでは　15～40万円
ショータイプは　100万円前後のようです。

先にも記述しましたが、ボルゾイは幼少期の経験が性格の決め手となるので親犬や兄弟犬と過ごして社交性を身に付ける事が出来ているブリーダーから飼うのがオススメです。

ボルゾイと暮らすための注意点

ボルゾイを飼う上でのいくつかの注意点を説明します。

①食にはこだわる派

ボルゾイは食が細く、食べ物にこだわる一面もあります。同じドライフードが続くと飽きて食べなくなってしまう事もあり、飼い主さんはちょっと困ってしまうかもしれません。ご飯を食べないときはワガママなのか、病気の症状なのかを見極めることが難しいですが様子をじっくりと観察しましょう。どうしてもご飯を食べないときはトッピングを加えるのも良いです。

②時間と費用がかかる超大型犬

ボルゾイに限らず大型犬種は時間も費用も小型犬や中型犬の何倍もかかります。

ボルゾイは運動が好きなので散歩や運動の時間を十分に取る事が必要です。また、病気や怪我をした場合の病院での治療費も体重に応じて膨らむので、普段の食費などの他に、いざというときの金銭的な余裕も必要です。

③犬以外の動物にはハンターの血が騒ぐ！

元々獲物を捕らえる事を目的として作出された犬種なので猫など、犬や人以外の動物には反応してしまう事も。ボルゾイよりも先に先住動物を飼われている家庭では新たにボルゾイを迎え入れる時には慎重に判断しましょう。

ボルゾイのしつけ

何度も言いますがボルゾイの性格を決定付けるのは育った環境や経験です。

幼い頃は「しつけ」よりも人から愛情を沢山もらった「経験」をさせてあげましょう。また、警戒心を育てないために物音や家族以外の人にも慣れさせましょう。もちろん、いけない事をした時に「いけない」と教えることは大切です。

しかしトラウマになってしまうような叱り方はいけません。また、超大型犬なので散歩中のリーダーウォークは徹底しましょう。

ボルゾイについてのまとめ

①ボルゾイの価格はペットタイプが15～40万円、ショータイプは100万円前後
②大きな身体でデリケートな心の持ち主なので小さい頃から色々な経験をさせましょう
③飼育には時間と費用がかるため、どちらにも余裕がある方にオススメです。

ボルゾイの魅力や性格、価格について説明してきましたがいかがでしたか？

ここまで読んでくださったあなたは、きっとボルゾイを深く知ることが出来たのではないでしょうか？スマートな身体と美しい毛を纏ったボルゾイの魅力はまだまだ語り尽くせません。ぜひ一度ボルゾイを見て、触れて、その素晴らしさを生で感じていただきたいです。
そして、この記事をボルゾイと生活していく上で役に立てていただけると嬉しいです。