近所に嫌われる犬とは?
2016-03-26 [記事URL]
テレビで時々見かける痛ましい犬のニュース。
吠えてうるさいなどの理由で近所に住む人から暴力を受け、大けがをしたり亡くなったりといったニュースが目立ちますが、時々とはいえ、そのニュースは一度みたら忘れられなくなるほどつらい内容が多いです。
ニュースになるのはほんの一部で、本当はもっとたくさんの犬たちが傷ついていることでしょうが、こうはならないまでも、実は近所の人たちに嫌われているかもしれません。
あなたの愛犬は大丈夫ですか?
近所に嫌われる原因とは?
よく吠える犬
犬に関する近所トラブルでもっとも多いのが、吠える声によるトラブルです。犬を飼っていない人や犬を好きでない人にとって、犬の吠える声は騒音です。飼っている人にとってはこれぐらいと思う声でも、それをストレスに感じている人がいるのです。
このトラブルから事件になるのは室外犬に対するものがほとんどです。「番犬だから」という飼い主もいますが、昼夜を問わずに吠え続けているのは番犬と言えるでしょうか?
犬は吠える動物ですが、しつけをきちんと行い、環境を整えることで必要以上に吠えないようにすることができます。必要以上に吠えることを「無駄吠え」といい、これは犬にとってもストレスとなります。
もともと吠えることを仕事に持つ作業犬(ビーグル、ダックス・フンド、シェルティ他)は吠えやすい傾向にあります。しかし、作業犬は頭のいい犬種でもあり、しつけをきちんと行えばトラブルになるほどのことはありません。
犬の不快なにおいを出す
住宅の密集地やマンションのベランダ、共用部分では犬のにおいについてのトラブルも多くあります。においも吠える声と同じで、犬を飼っていない人にとっては不快なものです。室外犬は庭先で食餌、排泄をすることもあるでしょう。今一度、愛犬の飼育環境を見直してみてください。
犬の抜け毛、排泄物の放置
抜け毛や排泄物の放置はにおいに加え、視覚的にも不快な気持ちになります。敷地内外問わず、排泄物を放置してはいませんか?
また抜け毛に関しては換毛期には特に注意が必要です。
トラブルにならないためには?
・無駄吠えをしないようにしつけをする
・吠えて迷惑になる時間は室内にいれる
・食餌、排泄物はすぐに片づける
・室外の犬舎、その周囲は清潔にする
・ブラッシングを定期的におこない、抜け毛が飛ばない対策をする
・自分から近所の人とコミュニケーションをとり、迷惑していないか確認する
など、トラブルを未然に防ぐ対応が求められます。
吠える声がうるさい、不快なにおいがするなどの理由で犬を傷つける行為はまちがっています。
しかし、あなたの愛犬のことで他の人がストレスを感じていることも問題です。愛犬の無駄吠えやにおい、抜け毛などの問題は飼い主であるあなたの責任です。大切な愛犬が傷つかないためにも、周囲に気を配り、犬も人も安心して暮らせる環境を目指していきませんか。
執筆:amou
犬との暮らしから、ドッグトレーニングを学び、犬の魅力にもどっぷりとハマっています。初級レベルのトレーナーライセンスを取得。トイプードル、ラブラドールと暮らしています。