これは老化?愛犬からのサインをいち早くキャッチするには?
2016-02-16
可愛い愛犬も徐々に高齢となり老化が進むと、白髪が目立ってきたり体型が変わったりします。またオモチャや呼びかけへの反応が鈍く歩行がおぼつかない、トイレの回数や粗相も増えるなど若い頃と同じ様にはいかなくなります。
症状が進むと、人間と同じように介護が必要になってきますので、世話やケアに時間も体力も気力も使いますので、介護疲れを起こす飼い主も少なくありません。
一般的には6,7歳頃からシニア期と言われ、老化のサインが出てくる犬もいます。
年齢を重ねた事による現象なので完治する事は難しいですか、いち早く気づいてあげてそれに対処できれば、老化を遅らせたり現状を長く維持できるかもしれません。
ですから、少しでも愛犬に元気に過ごしてもらうために老化のサインを見逃さないようにしませんか?
一般的に老化によりどんな症状が出るのでしょうか。その、一部をご紹介します。
【見た目の変化】
・白髪が目立ってくる
個体差はありますが、顔から始まり全身へ広がって行くことが多いです。
・体型が変わる
基礎代謝の低下や運動不足から肥満傾向になったり、逆に消化吸収機能の衰えで痩せたりします。
・上からみた時にお尻が小さくなっている
足腰の筋肉量の低下で真上から見た時に上半身よりも小さく見えます。
・毛づやが悪くなったり脱毛したりする
皮膚の新陳代謝、ホルモンの分泌量の低下で毛づやが変わったり脱毛したり、また皮膚の色素沈着も見られます。
【行動の変化】
・オモチャや呼びかけなどに反応しなくなる
聴力の低下や無気力になったり、物事への関心が低くなります。
・散歩に行きたがらない
体力・筋力の衰えや、関節などが痛く歩きたがらない場合もあります。
・夜鳴きをする
体の痛みや排泄のサインなど色々原因がありますので、見極めが大切になってきます。昼夜逆転の可能性もあります。
・トイレの回数・失敗が増える
膀胱に溜めておく筋力の衰えで、回数が増えたりいつものトイレシーツまで間に合わなかったりします。
・スムーズに歩けない
足の筋力が衰え歩幅が狭くなったり転んだり、視力の低下で物にぶつかったりします。
このように老化のサインはさまざまですが、体の痛みや目の白濁(老齢性白内障)、顔や体にイボができるなどの症状は獣医さんに診てもらい適切な処置が必要です。
その上で私たち飼い主は筋力アップの為に少しでもゆっくりでも散歩をしたり、エサは栄養面などを考えて合ったものを選び、トイレは近いところに設置してあげる。転んだりぶつかったりするようなら、危ないものは撤去するなどできる事は沢山あります。
寝たきりになってしまったら飼い主さんも精神的・身体的に辛くなってしまいます。犬は飼い主の心がわかります。
ですから私たち飼い主が笑顔で接してあげ、一日でも長く元気に過ごしてもらえるように、愛犬からのサインが出てきたら老化ときちんと向き合って、生活環境やエサなど改めて考えるいい機会ではないでしょうか。
執筆:miki11
現在、ペットシッター、老犬介護を行っており、愛玩動物救命士 ・動物看護士 ・愛犬飼育管理士 ・ドッグヘルパー・ペットシッター士 ・老犬介護士の資格を保有。
チワワを2匹とお客さんの犬と毎日楽しく仕事しています。