愛犬の下痢、大変な病気かも?

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愛犬の下痢、大変な病気かも?

2016-02-18

dogs365

あなたの愛犬は下痢をおこしていませんか?
愛犬が下痢をおこした時あなたはどうしていますか?

まず、下痢とは、便に含まれる水分量が増加した状態のことをいいます。
下痢便には柔らかい便もあれば水様便もあります。

人間だって下痢をするし、大したことないでしょ?と思っているそこのあなた。
この記事を最後まで読んでもそう思って入られますか?

下痢になると愛犬はどうなるの?

急性の下痢や、進行の早い下痢には急激に悪化し、特に幼犬や老犬の場合、1日から数日で死亡する場合がありますので、下痢を侮らず、早い段階での診断・治療が大切です。

なぜ、下痢は起こるのでしょうか?

下痢をするからといって病気とは限りません。
人間と同じで牛乳を飲むことで下痢を起こす犬もいます。
また、アレルギーやストレスで下痢をすることもあります。

ですが、病気で下痢をすることもありますので、たかが下痢だと思わずに愛犬の状態を見てあげてください。

病気が原因の場合は、どのような病気があるのでしょう。

犬は、様々な病気で下痢を起こしますが、一般的に寄生虫やウイルス・細菌などの感染によっての下痢が一番多く起こります。
胃・大腸・小腸に異常があっても下痢をおこします。 また「犬パルボウイルス感染症」など特有の伝染病による下痢もあります。

同じ下痢の違いを見分けるにはどうしたらいいの?

観察のポイントとして一般的に小腸性下痢では1回の排便量は増加しますが、大腸性下痢では逆に少ないか正常なことがほとんどです。

大腸性下痢では水様便というより、普段は軟便でときに下痢という状態が長期間続きます。
排便量は通常通りか減少するのに、体重は少しずつ減少していくのが特徴です。

一般的に嘔吐などのほかの症状がない場合は一過性のことが多いようです。

全身症状がある下痢の場合は?

全身症状(嘔吐・衰弱など)を伴う場合は、細菌感染やウイルス感染が疑われます。
感染症では他に、下血・発熱・脱水・腹痛などの症状をともないますので、重篤な症状を示すことが多く、早急な治療が求められます。

さらに、慢性小腸性下痢では、特殊な病態を示すことがあり、原因もアレルギー性・腫瘍性・食餌性・感染性・機能性と多様です。獣医師による確定診断と治療が必要です。

消化管には直接問題がないのにも関わらず、慢性の下痢を起こす病気には、膵外分泌不全によって消化酵素の分泌がないもの、胆汁の分泌障害による肝・胆道系疾患、甲状腺機能亢進症などがあります。

便に血が混じっている場合は?

便に一部血が混じっている場合は、好酸球性腸炎。リンパプラズマ細胞性腸炎・肉芽腫性腸炎・リンパ腫・小腸癌が疑われます。
便全体が赤い場合は、出血性腸炎(細菌感染・ウイルス感染)などが疑われます。

下痢の原因が食餌性の場合、食事内容の変更や、環境の変化による場合は、その原因を取り除くあるいは軽減するなど対処して下さい。 嘔吐やそれに伴う脱水などの症状がみられる場合、急速に衰弱することがありますので、注意してください。

いかがだったでしょうか?
たかが下痢と思わずに、愛犬の命に関わる症状もありますので、よく観察して、早期発見してあげてくださいね。


執筆:Zoin


動物看護師・愛玩動物飼養管理士1級・ホリスティックケアの資格を保有。現在、柴犬二匹との生活を楽しみながら、ライターとして活動中


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