愛犬がよく体を掻いていませんか?

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愛犬がよく体を掻いていませんか?

2016-02-21

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あなたは愛犬の皮膚の同一部分を繰り返し掻いたり、舐めたりする仕草を見たことはありませんか?

これらの仕草は愛犬がかゆみを感じているときにみられる症状です。
掻き方が酷いと皮膚に傷がついてしまい、更に炎症を起こしたりすることがあります。
こんなことにならないためにも、かゆみが酷い時には適切な処置が必要になります。

なぜ、愛犬がかゆがるの?原因は?

その原因には、外的要因(ノミなどの寄生虫)や、内的要因(アレルギー性や自己免疫性の病気など)など、様々なものが考えられます。
原因は調べてもわからない場合や、原因がわかってもそれを除去することが不可能な場合もあります。

そのため治療には、除去できる原因を取り除くことと、今あるかゆみをいかにコントロールしていくかが大切なポイントになります。

かゆみの原因を区別するには、どこで判断すればいいの?

ノミや寄生虫などの外的要因が強い場合、かゆがる時期が決まっていたり、家族・同居動物もかゆがっていたり、背中や腰あたりを重点的にかゆがることが多いです。
それに対して内的要因の一例である食物アレルギーの場合、食事の内容を変更した後にかゆみが出た場合は、食物アレルギーの可能性があります。ステンレス製やプラスチック製の食器に対してアレルギーを示す事もあります。
とくに口の周りをかゆがっていたり、皮膚が赤くなったり、毛が抜けているか観察してみてください。

かゆみを訴える愛犬にどう対応したらいいの?

まず、非常につよく掻くのか、たまに掻く程度なのか、どの程度のかゆみの強さなのか観察して下さい。
かゆがる時期が決まっている場合は、外部寄生虫の感染以外にも、アトピー性皮膚病が原因である可能性があります。
かゆみのほかに脱毛・発疹・ふけの有無など注意してください。

犬や猫の痒みの原因の多くは外部寄生虫の感染です。

ノミとダニは一ヶ月に一回駆虫薬を使用することによって予防できます。 また生活している場所をよく掃除し、外部寄生虫のいない環境を維持しましょう。

食物アレルギーが疑われる場合は、今までに食べたことのない原料を使用した食事に変えたり、低アレルギー性の特別療法食(獣医師の指示のもとに入手)などに変更したりすると改善されることもあります。 ステンレス製の食器などが疑われる場合は陶器などの食器に変えて見ましょう。

動物が非常にかゆがっている様子は、飼い主にとってもつらいものです。 ですから日頃のケアとして皮膚病にかからないように皮膚を清潔に保ちましょう。

愛犬に掻かせない様にすることが大切です。

犬や猫では、かゆみがあると、後ろ足の爪を立てて過剰に掻いたり、口で噛んだりして、皮膚を傷つけることがあります。 したがって、極力掻かせない、噛ませないようにするのが原則です。

皮膚を過剰に掻くと、炎症が悪化してますますかゆみが強くなります。

また二次的な細菌感染を起こし、かゆみが増加するなどの悪循環に陥りますので、そんな時は、服を着せたり、エリザベスカラーを装着したり、気を紛らわせるなどして、掻く行為を止めさせましょう。

いかがだったでしょうか?
人間もかゆみが強いと辛いですよね?犬は人間のようにかゆい箇所に自分で薬を塗ったり、かゆみの原因を取り除いたりすることができません。飼い主のあなたが気をつけて、愛犬に辛い思いをさせないようにしていきましょう。


執筆:Zoin


動物看護師・愛玩動物飼養管理士1級・ホリスティックケアの資格を保有。現在、柴犬二匹との生活を楽しみながら、ライターとして活動中


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