飼い主の合図で、犬にトイレをさせる方法って?
2016-02-27
あなたは、犬を散歩に連れて行ったときなかなかトイレをしてくれて困ったことはありませんか?
そんな時、私たち飼い主の合図で犬がトイレしてくれたら、とっても楽ですよね?
実は、こんな素敵な方法があるのです。
今回は、基本となるトイレのしつけから、応用となる飼い主の合図でトイレをさせるしつけ方についてご紹介します。
犬のトイレをしっかり教えておきましょう
まず、いきなり飼い主の合図に合わせてトイレをさせるのではなく、基本となるトイレのしつけを教える必要があります。
子犬でも成犬の場合もほぼ同じで、寝ておきたらトイレをしたり、もしくは食事したらすぐにトイレをしますよね?
時間にすると2~3時間に1回はトイレをします。
そして、一般的なトイレのサインは、地面の臭いをクンクンかいたり、同じ場所をぐるぐるまわったりしますので、この一般的なトイレのサインをしっかり覚えておいてくださいね。
犬がトイレに失敗してしまうのを防ぐには…
どんな犬でも、トイレをしつけることは可能です。根気よく気長にしつけすることがポイントですが、どうしても失敗してしまって困っていますという方もいらっしゃいます。
どんなしつけでもいえることなのですが、犬がなぜ失敗するのか?について考えることが、成功への近道になります。
トイレのしつけの失敗の原因は、しつけ不足や飼い主の注意を引きたい、恐怖、分離不安が一番多くあげられます。まれに、ケガや病気もあります。
基本的に、犬のトイレのしつけで「ダメ」や「イケナイ」といった言葉は厳禁です。ましてや、粗相した場所に鼻を押し付けたり大声で怒ったりしないでくださいね。
この言葉をつかってしまうと、トイレすること=ダメになってしまい、飼い主のいないとことでしたり、トイレ以外の場所でしてしまいます。
では、どうすれば成功するのでしょうか?
トイレを合図に合わせてさせるには?
寝て起きたら、私たちでもトイレにいきたくなりますよね?犬も同じです。
これを利用するのが一番確実ですので、犬が起きたら犬の動きをしっかり観察し、先ほどお伝えした一般的なトイレのサインを犬が示したら、トイレスペースへ移動させます。
最初は、少しはずすかもしれませんが、ここでめげないでくださいね。
どんなしつけでも1回で覚える犬はいませんので、きちんとトイレでできたらすぐにご褒美を与えてください!
そして、飼い主の合図に合わせてトイレさせるには、この犬がトイレをしている時に飼い主が合図である言葉を言うだけで、何も難しいことはありません。
余り長すぎても犬が混乱しますのでシンプルに「トイレ!トイレ!」でよいでしょう。
すると、散歩中でもトイレを早くしてほしい時にこの合図をおくるとすぐにトイレをしてくれますし、さらにご褒美ほしさから、トイレをしたら「トイレしたよ!」と報告に来てくれる犬へと成長してくれます。
急にトイレをはずす理由は、足元の好み?
ですが、このようにしっかりとトイレをしつけても、いきなりトイレスペースでトイレができなくなる犬がいます。
なんで!?と思う方も多いと思いますが、実は犬は足元をとても気にする傾向にあります。
・いつもと違うペットシーツに変えた。
・もしくはペットシーツから新聞紙に変えた。
・トイレスペースを変えた。
とかありませんか?
犬は、7~8週齢ごろには、素材の嗜好性といわれる足元の状態に対する好みの機能を発達させるといわれています。
このころに特定の素材や場所で、排泄するよう学習するといわれていますので、シーツの素材や場所がかわっただけで失敗することがあります。
野良犬の多くが絶対外でないと排泄しないのは、子犬のころ地面で慣れているからだともいわれていますので、もし急にトイレに失敗したらこの可能性もありますので、確認してみてくださいね。
執筆:yatto
ドックトレーナーの専門学校を卒業、ゼミでは警察犬ゼミを経験し、その後ペットショップへ就職
昔は大型犬数頭と生活していましたが、今は小型犬中心で、チワワ、ダックス、ペキニーズが2頭、柴犬MIX、シェパードMIX、プロットハウンドが2頭と賑やかな生活をしています。