愛犬の認知症と向き合うには?
2016-03-03
愛犬も高齢になると、認知症になるかもしれません。
これは脳内の変化なのでどうする事もできませんが、今までとは愛犬への対応のしかたも変わってくると思います。
でも気負いすることなく普段通りの飼い主さんで居てください。愛犬はいつもの飼い主さんの傍にいれる事で安心しますよ。
認知症の代表的な症状は…
・壁などの行き止まりから動けない
・狭い場所に入り(バックで)出てこられない
・徘徊
・昼夜逆転
・飼い主の言う事に反応しない、わからない
・物にぶつかる
・無駄吠え
など今までの生活では感じられなかった変化が出てきますが、もし愛犬が認知症になっても変わらず大切に接してあげてください。
認知症の愛犬との生活で気を付けたい事とは?
トイレの失敗や悪戯などはむやみに怒らない
今まではなんともなくても、認知症を発症すると難しくなる事もあります。愛犬もわかってはいるけれどできないのかもしれない。もしかしたらわからなくなったのかもしれないと、愛犬の立場で考えて、むやみに怒るのはやめましょう。
褒める時は目を見てうんと褒める
少しのことでいいので、何かしら褒めてあげましょう。その際は愛犬としっかり向き合い目を見て褒めてあげてください。
愛犬のペースに合わせる
無駄吠えや要求吠えに対して甘やかすのではなく、動作やスピードは愛犬に合わせてあげてください。以前よりもゆっくり行動しますので焦らず愛犬のペースに合わせて見守ってあげましょう。
適度なスキンシップをする
毎日毎日、可愛くてしょうがなくて遊んだり、撫でたり話しかけたりしてきたと思います。高齢になっても愛犬とスキンシップをとって脳に刺激を与えてください。
飼い主さんがストレスと溜めない、無理をしない
飼い主さんが日ごろのストレスなどでイライラしていると、愛犬には伝わります。
介護なども負担と感じたら無理をせず、頼める時は頼んで休んでください。そして笑顔で愛犬に接してあげてください。
もし愛犬が認知症になってしまったら、今までは無かった思いもよらない行動などで最初は驚き戸惑うこともあると思います。
でも飼い主さんが愛犬の認知症と向き合うことができれば、愛犬もきっと安心して生活できると思いますので、認知症が発症するまで長生きしてくれた事を喜びましょう。
介護や介助は体力的・精神的にも大変ですので、その際はペットシッターや老犬介護をやっているところに相談してみてください。飼い主さんだけが頑張る必要はありませんので、休むところは休んで愛犬とのシニアライフを送ってください。
執筆:miki11
現在、ペットシッター、老犬介護を行っており、愛玩動物救命士・動物看護士・愛犬飼育管理士・ドッグヘルパー・ペットシッター士・老犬介護士の資格を保有。チワワを2匹とお客さんの犬と毎日楽しく仕事しています。