なぜ、愛犬に目をそらされるの？

かわいいわが家の愛犬。みんなに自慢したくなりますよね。
ついつい抱っこしたり、ハグしたりしてしまいます。

お互いに目をじっと見つめあって、信頼関係を確認･･･のはずが目をそらされてしまう。
近ければちかいほど目をそらされる。

あれ？どうして？私はこんなに大好きなのに、私のことが嫌いなの？

なんだか悲しくなってしまいます。
まるで裏切られた気分。

愛犬が目をそらす…これって本当にあなたのことが嫌いだからなのでしょうか？

愛犬が目をそらすのはこれが理由

1，あなたに服従しているから

犬は本来、群れで暮らす動物です。群れで暮らす動物は、自分より格上の動物とは目を合わせません。
これは相手に対して敵意がないことを示す行動であり、人間であるあなたにも対しても争いたくないという本能が働いているのです。

つまり、あなたのことを自分より格上だと認め、服従していることをあらわします。
人間同士では、嘘をついたりやましいことがあるときに目をそらす行動をとりますが、犬の世界では全然ちがうことがわかります。

反対に主従関係がきちんとできていなければ、犬は目をそらしません。あなたを自分より下にみている証拠です。この場合は、しばらく見つめ合ってしまうと、あなたが威嚇していると思われるかもしれません。

その場合は犬の気をそらし、先に犬のほうが目線をそらすようにしむけましょう。

2，実はうれしくて興奮状態だから

おもしろいことに犬はうれしくて興奮しているとき、自分のテンションをさげるために目をそらすことがあります。

うれしくて尻尾はフリフリ、本当は大興奮なのにそんな自分を落ち着かせる。自分をコントロールできるなんて利口ですよね。
これはしっかりしつけができている犬にみられる行動でもあります。

3，困った時や苦手なことだから

これは人間にも共通する部分かもしれません。
あなたも都合のわるいときは、聞こえないふりをしたことはありませんか？

爪切りがきらい、耳掃除が苦手、逃げたいけど逃げられない、知らんぷりしたい。
「あーいやだなぁ」そんな気持ちを、目をそらすことであらわすのです。

うれしいのとは反対の自分を落ち着かせる行動で、この場合、尻尾は動かず下がっていることが多いです。

けっしてあなたのことが嫌いなわけではありません

犬と人間、「目をそらす」行動には大きな違いがあることがわかりましたね。

愛犬に目をそらされるのはすこし悲しい気持ちにもなりますが、しっかりと主従関係つまり信頼関係ができている証拠。
これからも大切な家族である愛犬の行動には興味をもって、もっともっといい関係を築いていきましょう。

愛犬が目をそらす、これはけっしてあなたのことが嫌いだからではありませんよ。