犬のしつけの基本はアイコンタクトから
2016-03-26
あなたは愛犬とふれ合うときアイコンタクトをしていますか?
かわいい愛犬の名前を呼ぶと、あなたのことを見てくれますか?
アイコンタクトがきちんと行えるようになることで、これからのしつけがうんとしやすくなりますよ。
アイコンタクトってなに?
アイコンタクトとはあなたと愛犬が目を合わせることで、人や動物においてコミュニケーションの基本となるものです。
あなたはリーダー
犬の社会では「目を合わせる」ことは相手に敵意を表す行為であり、敵意がない場合は目をそらせます。
愛犬を近くでずっと見つめていると、スッと目をそらすのはそのためです。
犬の祖先であるオオカミは群れで生活し、その中でもっとも強いものがリーダーとなり仲間を守っていました。それ以外のオオカミはいつもリーダーに注目し、目を見て気持ちを読みとって行動していました。この場合の「目を合わせる」は信頼関係を意味します。
つまり、あなたがリーダーとなり愛犬が注目するようになればアイコンタクトはできるようになります。
アイコンタクトの方法
愛犬にアイコンタクトを教えるのは、とても簡単で楽しいです。
1,愛犬の名前を呼ぶ
2,愛犬と目があったらすぐ褒める
3,褒めてからおやつをあげる
これだけです。たったこれだけのことが今後のしつけを効果的にします。
子犬や落ち着きのない犬は名前を呼ばれても反応しないことがあります。その場合はおやつやおもちゃを使って、あなたと愛犬の視線が交わるところに視線を誘導します。
一瞬でも目が合えば、褒めておやつをあげてください。決して叱ったり、大きな声をだしたりしないように。 名前と不快なことを結びつけてしまうとアイコンタクトをしない犬になってしまいます。
アイコンタクトの目的のひとつは、名前を呼ばれてあなたを見ると「いいこと」があると思わせることです。一瞬のアイコンタクトができるようになったら、見つめ合う時間を少しずつ延ばしていきましょう。集中力もついていきますよ。
最終的には愛犬がどんな状況にいてもおやつがなくても、名前を呼ばれたらすぐに反応、あなたに注目するようになれば完璧ですね。
アイコンタクトの効果
・主従関係、信頼関係を築くことができる
・集中力のアップ
・事故など危険の回避
アイコンタクトは信頼関係においても、しつけをするうえでも基本となり重要な役割があることがわかりましたね。特別なしつけではなく、愛犬との日常生活のなかでいつでもできることです。ただ、日常の一部になると褒めることを忘れがちです。当たり前のようにできるようになっても、褒めることを忘れないようにしましょうね。
執筆:amou
犬との暮らしから、ドッグトレーニングを学び、犬の魅力にもどっぷりとハマっています。初級レベルのトレーナーライセンスを取得。トイプードル、ラブラドールと暮らしています。