高齢になった愛犬がご飯を食べるようになる方法
2016-02-06 [記事URL]
あなたと長年一緒に暮らして高齢になった愛犬はご飯を適量食べられていますか?
ほとんどの高齢犬は年を取ると、以下のような状態になりますが、あなたの愛犬はどうでしょうか?
食事を大分残すようになった。
食事を食べる量にむらがある。
食事をまったく食べなくなった。
犬は人と同じように年を取ると食が細くなります。
ご飯を食べ、しっかりと栄養を摂取出来ないでいると体力はどんどん低下し、自力で動けなくなったり、様々な病気を併発したりと健康な体から遠く離れてしまいます。
そんな状態にならないためにも、愛犬が長寿でいつまでも元気で走り回れるためにも、飼い主であるあなたがケアの仕方を学んでおいた方が良いと思いませんか?
なぜ、ご飯を食べなくなるの?
犬の老化現象は、だいたい7~8才で始まるといわれており、人間と同じで、老化により食欲の低下した犬に今まで通りの食事量を食べろというのも酷な話です。
また、成犬の時とは違い運動量、生活で消費するカロリー等が異なるため、老犬になった場合は同じ食事を与え続けるのではなく、食事の見直しをする必要があります。
たとえ食欲が落ちてない犬でも、老化による消費カロリー低下はありますので、普段通り与えていると肥満になる可能性もありますので、適年齢には食事量を見直してあげましょう。
高齢犬には何を与えると良いのか?
市販のペットフードにも老犬用のフードがあります。
裏面には体重に合わせた給餌目安表がありますので参考にして下さい。
餌の量を変更しても犬には個体差がありますので、多少残したりすることもありますが、残した量が一定なら、その子にあった量を与えていれば大丈夫です。
食べる量が極端に少なく栄養面が気になるのならペットフード一粒に対する栄養価の高いフードに切り替えてあげると良いでしょう。
例えば、幼犬用のフードはしっかりと栄養をつけないといけない時期の犬用ですので、一粒あたりの栄養価は高くなっています。幼犬用を老犬が食べて悪いものは入っていませんので、幼犬用を与えてみると良いでしょう。
商品が判るのであれば、実際に愛犬が幼犬の時に食べていたフードなら抵抗なく食べてくれます。
餌の残す量が増えたり、食べむらがあったら・・
もし、餌の残す量がどんどん増えていく場合や、食べむらがある場合には、獣医師への診断をお勧めします。
季節の変化により食べむらが起こることもありますが、獣医師に正しい判断を仰いでもらった方がいいでしょう。
また、まったく食べない場合には低血糖をおこす可能性もありますので、至急病院にて診療を受けて下さい。
チューブ型の栄養補給剤も市販されていますので(医療用の場合は病院にて)手で適量をとり、犬の口腔内に塗ってあげると、舐めることで栄養摂取することが出来ます。
ただ、低血糖を防ぐぐらいの効果しかありませんので、すぐに病院での診療を受けて下さい。
『良い食事は長寿の秘訣』とよく言われます。よく食べ、よく遊び、よく寝る。あなたがこれから先も大切な愛犬と幸せに過ごすために愛犬の食事をもう一度見直してあげてはどうでしょうか。
執筆:Zoin
動物看護師・愛玩動物飼養管理士1級・ホリスティックケアの資格を保有
現在、柴犬二匹との生活を楽しみながら、ライターとして活動中