犬と暮らすと血圧が下がる?

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犬と暮らすと血圧が下がる?

2016-02-17

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突然ですが、あなたの血圧はいくつですか?

多くの人は年齢と共にだんだん血圧が高くなります。高血圧は万病の元と言われ、ひどくなると、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす原因となります。

高血圧によりお医者さんから食事療法を指示されていたり、降圧剤を飲んだりしている方も多いのではないでしょうか。食事制限や通院は大変ですし、辛いものですよね。

もし、犬と暮らすだけで血圧を下げられるとしたら・・・。

本当に犬と暮らすだけで血圧が下がるの?

夢のような話ですが、実は「ただの夢」ではないのです。
昔から、動物を見たりなでたりすると血圧が下がるといわれてきましたが、最近の研究によって、これが科学的にも事実であることがわかってきました。

イギリスのメリーランド大学は、一人暮らしで軽い高血圧の50歳代の犬の飼い主を対象に、日常生活条件下での血圧の上がり下がりを3か月間観察する研究を行いました。血圧は飼い主につけた小型の自動計測機で、20分ごとに測定したそうです。

この研究の結果、犬の存在が「収縮期血圧(心臓の筋肉が収縮しているときの血圧)」と「拡張期血圧(心臓の筋肉が緩んでいるときの血圧)」を大きく低下させることがわかりました。

また、アメリカのオレゴン州大学の研究では、犬を飼育している年配の飼い主は、犬を飼っていない年配者に比べて有意に血圧が低いことが明らかになりました。
しかも飼い主が犬と一緒に運動をすることが原因ではなく、犬を飼うという生活要因そのものが血圧を下げ、心臓血管疾患のリスクを減らすそうです。

ペンシルバニア大学の獣医学学部でも、犬を触る前と触った後の血圧を測定する研究が行われ、触った後の方が血圧が低いという結果が得られたそうです。

なぜ犬と暮らすと血圧が下がるのか?

なぜ犬と暮らすと血圧が下がるのか、まだ正確な理由はわかっていないようですが、犬がいてくれることでストレスや不安が軽減されている結果かもしれません。

こんな研究単純すぎると思うかもしれませんが、犬と触れ合うとたしかに癒されますし、血圧を安定させる効果があっても不思議ではありません。

ちなみに猫でも同じような研究がなされており、犬と同様に猫も血圧を下げる効果があるものの、犬の方がより大きく血圧を下げるそうです(メリーランド大学)。

ペットを飼おうと思っていて高血圧に悩んでいる人は、ぜひ犬を飼ってみてはいかがでしょうか。あなたと家族の健康に一役かってくれるはずです。


執筆:flower


ペットに関するトラブル予防法務やペットのための信託などを専門に活動。保護施設から譲ってもらった5才になる雑種犬を飼っています。


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