番犬の防犯効果とおすすめの犬種

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番犬の防犯効果とおすすめの犬種

2016-02-26

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あなたのお家はどのような防犯対策をしていますか?

特に空き巣(窃盗犯)は私たちにとってもっとも身近な犯罪のひとつで、家の防犯に力を入れている人も多いのではないでしょうか。

警備会社や二重カギに替えるなど様々な防犯対策がありますが、警備会社は駆け付けてくれるまでに時間がかかるため逆に狙う犯人もいますし、賃貸借契約上カギの付け替えができない場合もあります。

もしあなたが、もう少し防犯対策を施したいけれどどのような防犯対策が効果的なのか悩んでいるのなら、番犬を飼うのはいかがでしょうか?

今どき犬を怖がる空き巣犯なんているの?

「今どき犬を怖がる空き巣犯なんているの?」と思うかもしれませんが、犬を飼うことには今も一定の防犯効果があるといわれています。

都市防犯研究センターの調査によると、空き巣犯100人に犯行をとどまった理由を尋ねたところ、「犬を飼っていたから」と答えた犯人が32人いたそうです。

これは「近所の人にみられていた」「窓に補助錠があった」に次ぐ第3位であり、防犯カメラや面格子よりも高い順位です。犬が効果的な防犯対策になっているといえます。

また、広島県警現場捜査員に「空き巣に狙われにくい家」を尋ねたアンケート調査でも、100人中46人が「よく吠える犬がいる家」と答えています。長崎県警察も「犬がいる家は狙われにくい」とホームページで紹介しています。

このように、「犬がいる」というだけで、ある程度空き巣犯をシャットアウトすることができるのです。

番犬効果が期待できる犬種は?

ではどのような犬を飼うと、番犬としての効果を期待できるのでしょうか?
チワワなどの超小型犬は鳴き声が漏れにくいクローゼットなどに簡単に押し込めるので、防犯効果はほとんどないでしょう。

また、中型犬・大型犬でも吠えないおっとりとした犬は番犬には不向きです。

逆に攻撃的で、すぐ人に噛みつく犬も番犬にしないほうがよいでしょう。いくら空き巣犯であっても噛んでケガをさせてしまった場合には飼い主に責任が生じますし、犯人と取っ組み合いになって犬がケガをする危険性もあります。留守中はゲージでおとなしくさせるなどの対策が必要になり、防犯効果はあまりないでしょう。

番犬に向いているのは、
・利口で状況を判断して吠えることができる
・家の外の気配に敏感
・噛むのではなく、吠えて危険を知らせることができる

上の3つを兼ね備えた犬といわれています。例えば小型犬ではミニチュア・ピンシャー、中型犬では柴犬、大型犬ではドーベルマンなどの飼い主に忠実で警戒心の強く声の大きい犬種が番犬向きといわれています。

ミニチュア・ピンシャーは小型ながら気性が荒く、アメリカでは護衛犬に用いられるほどです。運動能力も高く、わりとよく吠える犬種のため番犬に向いています。
柴犬は飼い主には忠実ですが他人には警戒心が高いため、空き巣犯にいち早く気づき、吠えて威嚇してくれるはずです。

ミニチュアピンシャーを飼う前に知っておきたい性格や魅力、飼い方のポイント

ドーベルマンは警察犬として世界中で活躍するほど利口でたくましく、見た目の威圧感も十分です。声も大きく、迫力があります。

ドーベルマンを飼う前に知っておきたい、性格や魅力、飼い方のポイント

このほか、ウェルシュコーギーやボーダーコリーなど牧羊犬にルーツをもつ犬種も、賢く体力があり声も大きいことから番犬に向いているといわれています。

いかがでしたか?今は「かわいいから」と犬を飼う人が増えていますが、犬は今も番犬として家を守ってくれます。留守を託せる「頼れる家族の一員」として、犬を飼ってみてはいかがでしょうか。

もちろん同じ犬種でも犬ごとに性格は異なっており、番犬に向かない性格に成長する犬もいます。どんな犬でも、家族の一員として愛情と責任を持って最後まで可愛がってあげることが大切です。


執筆:flower


ペットに関するトラブル予防法務やペットのための信託などを専門に活動。保護施設から譲ってもらった5才になる雑種犬を飼っています。


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