リードの引っ張りをやめさせる方法
2016-03-09
あなたは愛犬にグイグイとリードを引っ張られて、しんどい思いをしていませんか?
ほかのわんちゃんは飼い主さんの横を上手に歩いているのに…どうして?
ストレスのないお散歩をするためにまずはなにをすればいいのでしょうか?
リードの引っ張りをやめさせるには?
しつけの基本を見直す
あなたの愛犬はどんなことができますか?「マテ」「オテ」「オスワリ」などでしょうか。
それらを教えるときに必ず、愛犬の名前を呼んでいたはず。
あなたの愛犬は名前を呼ぶとすぐにあなたを見ますか?
これはアイコンタクトと言って、すべてのしつけや訓練において基本となるものです。
できていない場合は、まずはここから始めていきましょう。
正しい位置を教える
基本的に犬は人の左側につけます。犬の祖先であるオオカミは格上のものが右前を歩き、それ以下のものは左後ろを歩きます。つまり右側はリーダーの位置と認識しているというのが理由のひとつです。(諸説あり)
リードをつけた状態で、おやつや大好きなおもちゃを使って左側に来るようにします。来たら名前を呼んでアイコンタクトをし、できたらすぐに褒めておやつやおもちゃを与えます。あなたの左側に来たらいいことがあるのだと教えましょう。
少しの距離から始める
どんなしつけでもそうですがいきなりできるようにはなりません。これは人も同じですよね。
まずは室内の部屋ですこしの距離から始めましょう。左側につけて少しずつ歩いてみます。歩き始める前に号令をかけると犬にもわかりやすくなります。号令は「ツケ」「ヒール」「アトヘ」などが一般的で、あとは同時に手で合図をおくるのもおすすめです。
引っ張りかけたら止まって元の位置へ
引っ張り癖のある犬は必ずあなたより前に進みたがります。引っ張ると思った瞬間に歩くのを止め、「ダメ」「イケナイ」と声をかけます。そして犬を自分の左側にもどします。あなたが犬の左側に行くのではなく、犬をあなたの左側に戻すのがポイントです。
そして正しい位置に来たら褒めておやつをあげます。歩きながら名前を呼んでアイコンタクトを意識し、できたらこまめにおやつを使って褒めていきます。
うまくいくためのポイント
・とにかくあせらず根気強く
・アイコンタクトでコミュニケーションを
・あなたの左側に来るといいことがあると教える
・少しの距離でも上手にできたらすぐに褒める
・引っ張ったらすぐにもどす
リードの引っ張りで悩む飼い主は多く、トレーニングにもさまざまな方法があります。
犬にショックを与えるなどの天罰方式もありますが、犬のストレスや首などにかかる負担を考えるとあまりおすすめはできません。
少しずつではありますが、出来たことをしっかり褒めてあげることで必ず変化はあらわれます。
まずはすこしの距離から、あなたの横で歩くことは楽しくてうれしいことなのだと教えてあげてはどうでしょうか。
執筆:amou
犬との暮らしから、ドッグトレーニングを学び、犬の魅力にもどっぷりとハマっています。初級レベルのトレーナーライセンスを取得。トイプードル、ラブラドールと暮らしています。