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ようこそ

ウエストハイランドホワイトテリアを飼う前に知っておきたい、性格や飼い方のポイント

2016-11-24 [記事URL]

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真っ白な被毛に包まれ、ぬいぐるみのような可愛らしさで人々を魅了するウエストハイランドホワイトテリアは、ドッグショーでも人気のある犬種です。
一般家庭での愛玩犬としても根強い人気があるので、自分もウエストハイランドホワイトテリアを飼ってみたい!と思っている方は多いのではないでしょうか。

でも、ウエストハイランドホワイトテリアってどんな犬?自分にも飼えるのかな?
と疑問に感じている方のために、ここではウエストハイランドホワイトテリアの飼い方や性格、しつけのコツなどを詳しくご紹介いたします。

予備知識が無いままウエストハイランドホワイトテリアを飼って「こんなはずじゃなかった。」と後悔しないために、ぜひ参考にしてみてください。

ここを読めばきっとあなたもウエストハイランドホワイトテリアとの生活ご具体的にイメージできます。


犬に納豆を与えても大丈夫?納豆が犬に与える影響とは?

2016-11-23 [記事URL]

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納豆は健康によいけれど、ワンちゃんにどのような影響を与えるの?与えてもいいの?と思ったことはありませんか。

様々な情報があり実際にはどうなのかわからない、そんな飼い主さんのために納豆をワンちゃんに与えても大丈夫なのか、納豆が与える影響を調べてみました。是非、今後の愛犬の食餌に参考にしてください。

これで、間違った情報や先入観に左右されることなく、愛犬との健康な生活を送ることができますよ。


犬に牛乳を飲ませても大丈夫?牛乳が犬に与える影響とは?

2016-11-22 [記事URL]

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牛乳を犬にも飲ませても大丈夫かな?とワンちゃんを飼っている飼い主さんでしたら一度は考えたことはあるのではないでしょうか。

ワンちゃんに与えてはいけないという情報もあり実際はどうなの?という飼い主さんのために牛乳がワンちゃんに与える影響を調べてみました。是非参考にしてみてください。

これで、牛乳がダメなのかいいのか、誤った情報に左右することなく愛犬との生活を送ることができますよ。


犬は何歳まで生きるの?犬種ごとの寿命の違い

2016-11-21 [記事URL]

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犬と人間の年齢

犬は、産まれてから最初の1年が人間で換算すると20歳です。それ以降は1年ごとに4歳づつ年を取っていきます。犬1歳で人間20歳、犬2歳で人間24歳、犬3歳で人間28歳、と計算することができます。

犬の年齢の計算方法は様々な方法があります。どの方法でも計算はできますが、今回はこの方法が一番簡単ですので、統一してこの方法を使用し計算しています。


【獣医師】愛犬の目やにが多いのは病気のサイン?3つの原因と対処法

2016-11-19 [記事URL]

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記事監修:さいとう動物病院 獣医師:齊藤高行
さいとう動物病院HPはこちら


家族の一員である大切なペットのため、ご家族さまが安心して診療に望めるよう、気軽に立ち寄れ、相談できる、そんな動物病院をこれからも目指しています。

愛犬が目をこすったり、目やにが出ていることありますよね。ここでは、愛犬の目やにについて原因・対処法などをご紹介いたします。ただの目やにかと思っていたらそれは病気のサインだった、後々後悔しないように参考にしていただければと思います。これを読めば、病気の早期発見早期治療に繋がりますよ。

犬の目やにの原因と症状は?

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埃・分泌物など

健康な時にも目やには出ます。その原因の1つが、埃や分泌物などです。透明な目やにやグレーなどの目やにが出ます。

目やに自体は問題ないですが、そのまま放置してしまうと毛と絡まったり、固くなります。目やにに触れている目周りの皮膚や目が炎症を起こすことがありますので、すぐに取り、目周りは清潔に保つようにしましょう。

細菌・ウイルスなど感染

黄色や緑色の目やにが出ている場合は細菌・ウイルスなどによる感染が疑われます。気管支などに細菌・ウイルス感染しているときも目やになどの症状が出ることがあります。目やにの他に、くしゃみ・鼻水や咳などの症状が出ることがあります。

細菌・ウイルス感染が疑われる場合は動物病院での治療が必要です。免疫力や体力がない幼犬や老犬などは、目やにの症状から発熱、下痢・嘔吐などの症状まで進行する場合もありますので、早めに動物病院を受診しましょう。

病気

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1、流涙症

原因は生まれながらに持っている先天的奇形、もしくは腫瘍、寄生虫や膿性分泌物(目やに)などの後天的なものです。

症状としては目やにの増加、涙量の増加、目周りの皮膚の炎症です。

治療法は、動物病院で原因となっている元の病気を治す治療や、涙点からの涙管洗浄などがあります。

ケアとして、目やに・涙などで目周りが不衛生にならないようにこまめにふき取ってあげましょう。 

2、角膜炎

原因は外傷、「犬ジステンパーウイルス」、「犬アデノウイルス」などのウイルス、真菌、細菌などの感染症、ビタミンA欠乏などの代謝性障害などです。

症状としては涙量が増える、痛みがあるので眼をショボショボさせたり、目が白く濁ったり、充血などが見られます。痛みがあるのでワンちゃんが目を気にして前足で掻いたりします。

治療法は、角膜炎の進行状況にもよりますが目薬などを処方される場合が多いです。エリザベスカラーなどで目をひっかかないような対処法も行います。

3、白内障

原因は遺伝、奇形などによる先天性と、老齢、糖尿病、外傷などによる後天性に分かれます。特に老犬では多くみられるます病気だと思います。

症状としては目の水晶体という部分が白く濁ります。視力障害は進行の程度により変わり、水晶体が真っ白になっている状態だとほとんど視力はないようです。

治療法は、水晶体を摘出し人工水晶体を入れる外科的な治療と、点眼薬などで進行を遅らせる内科的な治療があります。

4、緑内障

緑内障は早く動物病院に受診する必要のある緊急疾患です。

原因は先天性、原因がわからずになる特発性、他の病気から引き起こされる続発性があります。

症状としては激しい痛みや、角膜が白く濁り、眼圧が上がり、視力もなくなります。目の圧力が上がるため目がどんどん出てきます。

治療法は、他の病気から引き起こされる場合は原因となる病気の治療を行います。眼圧を下げるためにお薬を投与する薬物療法と、薬物療法では改善が見込まれない場合は眼球摘出するなどの外科療法があります。

5、ブドウ膜炎

原因は遺伝などの先天性、ウイルス、細菌、真菌などの感染症、他の病気から引き起こされる続発性があります。特にゴールデン・レトリバーなどは多く発症する様です。

症状としては角膜の裏側が濁り、目やにや涙の量が増え、瞳孔が縮むなどです。

治療法は、他の病気から引き起こされる場合は原因となる病気の治療を行います。ウイルスや細菌感染の場合は抗生物質などの薬物療法、原因がわからない場合は現在出ている症状に対しての治療を行います。

6、チェリーアイ

原因は生まれつきの先天性、何らかの外傷により瞬膜が炎症を引き起こす外傷性があります。ビーグル、ペキニーズ、フレンチ・ブルドッグ、コッカ―・スパニエルなどが好発犬種と言われています。

症状としては第三眼瞼(瞬膜)がでてきてしまい、目をこする仕草をします。瞬膜が飛び出た状態ですので、ほとんどの場合は目を見ればチェリーアイとすぐにわかります。

治療法は、軽度の場合は点眼薬での治療を行います。他にも外科手術を行う方法があります。全身麻酔をかけて、第三眼瞼腺を切除する方法と第三眼瞼腺を第三眼瞼に縫い付け外に飛び出さないようにする方法などがあります。

7、ドライアイ

原因は涙腺・第三眼瞼腺の異常で涙の量が低下、もともと目の表面積が広い犬種で目が乾きやすいなどがあります。コッカ―・スパニエル、ブルドッグ、パグ、シーズーなどが好発犬種と言われています。

症状としては角膜炎や結膜炎と似たような症状や、目やにの増加、角膜に穴があく、重症になると失明することもあります。

治療法は、軟膏や点眼薬を塗り、人工的に涙の量を増やしたり、乾燥を防ぐ薬物療法や外科的に流涙量を増やす手術などがあります。

犬の目やにの対処法

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目の病気としてかかりやすい犬種はチワワ、トイ・プードルなどの小型犬、フレンチ・ブルドッグ、パグなどの短頭種、コッカ―・スパニエルなどの目が大きい犬種などです。他にも目周りに長い毛が生えるよう犬種は毛が目に入り傷がつきやすいためカットなどで目周りの毛は整えましょう。

目に物をぶつけることで角膜炎に繋がることもありますので、ワンちゃんの顔の高さに物を置かないようにしましょう。

他に、目に障害がある時や老犬になってからは模様替えなどは控えるようにしましょう。ワンちゃんは物の位置などを覚えて生活しています。特に視力が衰える時期には模様替えなどしてしまうと顔をぶつけてしまう事がありますので、できるだけ床に物を置かない模様替えはしないなど、ワンちゃんに気を使ってあげましょう。

自宅でできる犬の目やにのケア方法

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目やにが出ていたらコットンやガーゼなどでその都度取ってあげましょう。そのまま放置しておくと固くなり毛と絡まると簡単には取れなくなってしまいます。目周りに毛が生える犬種や短頭種などは目やにが出やすくさらに毛に絡まりやすいので、できるだけ清潔にしてあげましょう。

カチカチになりとれなくなってしまった場合は濡れたガーゼなどで目やにを濡らしふやかしてあげましょう。充分にふやかしてから優しくふき取りましょう。

力ずくで引っ張ったりすると目周りの皮膚や誤って目を傷つけてしまう場合がありますので、ご自宅でケアする場合は注意しましょう。ご自身で取るのが不安な人は動物病院か、トリミングサロンにお願いしましょう。

目やにがでやすいワンちゃんは、トリミングサロンなどでトリミング時に目周りの毛をすっきりさせてあげるなど日ごろからケアしやすいカットをお願いするといいでしょう。

犬の目やにの対処法まとめ

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目やにから考えられる原因・症状、対処法などをご紹介しました。目やには健康な時でもでますが、安易に様子をみていると失明する可能性もある怖い病気のサインのこともあります。ですので、ワンちゃんの目を普段からよく観察することが大切です。

ワンちゃんは視力に頼らずに生活しているといわれていますが、大事な五感の一つです。病気のサインを見落とさず、適切な処置を行うことで、大切なワンちゃんを守ることができ、ワンちゃんが年を取ってからも快適に生活することができますよ。


【獣医師】愛犬の便秘はいつまで大丈夫?6つの便秘解消・予防方法

2016-11-19 [記事URL]

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記事監修:さいとう動物病院 獣医師:齊藤高行
さいとう動物病院HPはこちら


家族の一員である大切なペットのため、ご家族さまが安心して診療に望めるよう、気軽に立ち寄れ、相談できる、そんな動物病院をこれからも目指しています。

愛犬が便をしない、様子を見て大丈夫かしらと不安になりますよね。便をしなくなっていつまで様子をみていいのか、それとも動物病院を受診した方がいいのか、困っているあなたのために便秘の解消法・予防方法などをご紹介いたします。

もともと便秘ぎみだし、そのうち治るかなと様子を見ていたら病気だった、もっと早くに対処しておけばとならないために参考にしていただければと思います。

なんで犬も便秘になるの?

便秘とは、腸内に便が留まり排出できない状態のことです。基本的にワンちゃんは1日に1・2回は排便をします。腸の状態の変化により、1日排便がない事はありますが、2日間排便がない状態が続くと「便秘」になります。
 

犬の便秘の主な症状

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便を出そうとするが出ない、水分がほとんどないようなコロコロした便、細長い便、腹痛、食欲不振、嘔吐などが便秘の症状です。

便は体内に不要な排泄物です。腸内で滞ってしまうと、体の循環が崩れてしまいます。大腸では便から水分を吸収する働きがあり、腸内に長くとどまることで便から水分が吸収され、さらに便が硬くなり、排泄されづらくなります。

便がかたくなることで腹痛が現れ、お腹を触る事を嫌がるワンちゃんもいます。便秘が続くと、身体にどんどん毒素が溜まりますので、気持ち悪くなり嘔吐することもあります。

犬に便秘の症状が出る原因は?

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1、ストレス

ワンちゃんはストレスで便秘になることがります。ストレスが体にかかると腸の動きが鈍くなり便秘を引き起こします。

環境の変化、飼い主さんの生活スタイルの変化など何かワンちゃんにストレスがかかっていなかったか考えてみましょう。そのストレスが除去できるようできるだけワンちゃんがリラックスできる環境づくりをしてあげましょう。

2、水分摂取不足

水分摂取量が少ないと便秘になります。運動後の水分は足りていたか、いつも新鮮な水をワンちゃんが飲みたいときに飲めるようになっていたかなど考えてみましょう。特に夏場は寒い時期よりたくさんの水分が奪われます。

いつでもどこでも新鮮な水が飲めるようにしてあげましょう。水はできる限り頻繁に変えてあげましょう。

3、排便時に痛みが生じる

排便をしたいができない場合です。これは様々な原因が考えられますが、肛門周囲の炎症による痛み、前立腺肥大、消化管内の腫瘍などによる排泄障害、骨折、会陰ヘルニア、鼠径ヘルニアなどにより排泄時に痛みが伴う病気などが考えられます。他にも椎間板ヘルニアなどによりお腹に力を入れることができない病気でも便秘になることがあります。

排泄する姿勢はするのに出ない、細長い便しか出ない、排泄時に痛がる場合は便秘でなくても動物病院を受診しましょう。何かしら異常がある場合が多く、早期発見早期治療したほうが良いといえるでしょう。

4、腸の蠕動運動の低下

老化などにより腸の蠕動運動が低下した場合です。ある程度は仕方ないものですので消化の良いものやドッグフードをふやかして与える、食物繊維を多く含んだ食材を多く与えるなどしてみましょう。

5、その他

薬剤などが原因で便秘になることがあります。「医原性便秘」とも呼ばれ、鎮痛剤、硫酸バリウム、抗ヒスタミン剤、利尿剤などの薬物が考えられます。

ほかの症状で動物病院を受診しお薬をもらい投薬していた場合は、動物病院に連絡し相談してみましょう。

自宅で犬の様子を見る時の対策方法

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1、水分摂取量を増やす

水分をいつもより多くとるといっても言葉の通じないワンちゃんに水を飲ませるのはなかなか難しいですよね。いつものドッグフードを水でふやかし与えることで簡単に水分補給をとることができます。

ただし、冷たい水などでふやかしそのまま与えるとワンちゃんのお腹も冷えてしまうので、常温もしくは少し温めて与えるようにしましょう。温めることで腸の動きもよくなり、便秘解消の効果が期待できます。

2、食物繊維を増やす

便秘解消法として人間でもよく知られているのが食物繊維を多く摂取することです。食物繊維を多く含む食材としてカボチャ、サツマイモなどのイモ類、レタス、りんごなどがあげられます。与える場合は少量を食べやすい大きさに切り与えましょう。ただし、与えすぎは肥満も基になりますので注意しましょう。

もともと便秘体質のワンちゃんは食物繊維を多く含んだドッグフードを選択してもいいでしょう。動物病院では獣医さん処方のもとで販売されている食物繊維が豊富に含まれているフードなどもありますので、1度相談してもいいかもしれません。

3、運動をする

適度な運動をすることで身体も温まり代謝もよくなります。代謝が良くなると腸の動きも活発になります。適度に運動した後はしっかり水分補給をし、トイレの時間を十分に取ってあげましょう。

4、マッサージをする

お腹をマッサージしてあげましょう。ゆっくりと円を描くようになでてあげましょう。撫でることでお腹が温まり、腸が刺激されます。

マッサージを行うときは必ず手を温めてから行ってください。冷たいまま行うとワンちゃんも嫌がります。ワンちゃんがマッサージを嫌がる様であれば無理にやらないようにしましょう。

動物病院に連れていく場合は?

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2日間以上便が出ていない場合はほかの症状が出ていなくても1度、動物病院を受診しましょう。いつから便が出ていないのか、他に症状が出ていないかなどを動物病院でしっかり伝えましょう。

さらに体質的に便秘のワンちゃんに関しては長期的な付き合いになりますので、治療法や対策法など気になること、わからないことなどをしっかり聞けるようにあらかじめメモに取ってから動物病院を受診しましょう。

犬の便秘についてのまとめ

ワンちゃんの便秘には様子を見ていいものと病院を受診した方がいいものがあります。便秘になってしまった場合は動物病院の治療が必要ですが、便秘にならないようにご自宅で対策をすることもできます。

動物病院の受診となると移動や診察などによるストレスがワンちゃん、飼い主さんにもかかります。

日頃より便秘にならないための対策をとるようにしましょう。便秘対策では規則正しい生活や適度な運動も大切になります。便秘知らずの健康なワンちゃんと一緒に楽しい生活が送りましょう。


【獣医師】愛犬にバナナを食べさせても大丈夫?効果や栄養、注意点について

2016-11-17 [記事URL]


【獣医】犬も風邪をひくの?4つの風邪の症状と対処法

2016-11-17 [記事URL]

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記事監修:さいとう動物病院 獣医師:齊藤高行
さいとう動物病院HPはこちら


家族の一員である大切なペットのため、ご家族さまが安心して診療に望めるよう、気軽に立ち寄れ、相談できる、そんな動物病院をこれからも目指しています。

季節の変わり目や乾燥した季節、風邪がはやる季節は愛犬の体調も心配してしまいますよね。ここでは、ワンちゃんの体調など心配する飼い主さんのために、風邪の症状や対処法などご紹介します。どのタイミングで動物病院を受診すればいいのか、この症状は風邪なのか、など迷って時に参考にしていただければと思います。早い段階で風邪なのかを見極めることによりワンちゃんも飼い主さんもストレスフリーな生活を送ることができますよ。

ワンちゃんも風邪をひくの?

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ワンちゃんも人間と同じで、季節の変わり目や寒暖差が大きい時期には体調を崩しやすいです。他にも暑い時期の冷房のつけすぎなどで体調不良になることが多いです。

ワンちゃんには「風邪」という病気はありません。免疫力が低下している時や体調を崩している時にウイルスや細菌などが感染し、なんとなく元気や食欲がない、下痢をしている、外に出るのを嫌がる、ずっと寝ているなどの症状が出ると「風邪」と呼ぶことがあります。いつもと違う様子が見られる場合は風邪ではなく、他の病気の可能性があります。

風邪症状の原因

細菌やウイルス

ほとんどの場合がウイルスが原因で発症します。代表的なウイルスは「犬アデノウイルス」、「犬パラインフルエンザウイルス」、「犬ジステンパーウイルス」などです。

これらのウイルスはワクチン接種などで予防できるウイルスです。ワクチン打ったからといっても100%そのウイルスに感染しないわけではありません。しかし、万が一感染したときに軽い症状で済みます。ワクチンのお話など、獣医師さんに相談してみてもいいかもしれません。

寒暖差の激しい環境

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人間同様、寒暖差が激しい環境が続くと身体にストレスがかかり、ワンちゃんも体調を崩しやすくなります。特に秋から冬にかけては急に冷え込みが強くなる事も多くあり、ワンちゃん用の寝床が夏仕様のままである場合も多いと思います。
さらに、寒気は下にたまるので小型犬などの小さいワンちゃんは大型犬より寒さを感じやすく、身体から熱が逃げやすいので、体温が下がりすぎないよう注意が必要です。

気温の変化が激しい季節はお家の中に暖かい場所と涼める場所の2カ所、用意しておくとよいでしょう。

免疫力の低下

幼犬や老犬は成犬より体力がなく免疫力も低いです。自分自身で体温を調節するのが難しい時期です。季節の変わり目や環境の変化などによるストレスや寒い時期には体温も下がり、さらに免疫力も下がります。

免疫力を下げないためには体温を保つことです。体温が下がると免疫力も下がりますので、できるだけ温めてあげることが大事です。ブランケットを1枚足してあげたり、食事内容も体を冷やす食材は避け、常温もしくは少し温めて与えるといいでしょう。

風邪といわれる病気の主な症状

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軽度・初期症状

1、咳

コンコンという咳からガハッと吐き出すような咳まで様々です。乾燥した時期は粘膜も乾燥しやすく咳も出やすくなります。他に症状がなく単発の咳で、1日に2.3回程度でしたら様子を見てもいいですが、連続で止まらない咳や嘔吐が伴う咳など出ている場合は動物病院に連れて行ってあげましょう。

2、目やに

透明、白い目やにがでることがあります。乾燥した季節は目も乾燥しますので出やすくなります。少量の目やにでしたら問題ありませんが、黄色や緑色の目やにや、急に量が多くなった場合は細菌・ウイルスなどによる感染が疑われ、放置すると進行する可能性がありますので早めに動物病院を受診しましょう。

他にもワンちゃんが目を気にし前足で掻くような素振りをする場合は目に何かしら異常がある場合がありますので動物病院を受診しましょう。

3、くしゃみ・鼻水

透明なくしゃみ・鼻水でしたら1.2日様子を見てもいいでしょう。黄色や緑色の分泌物が出る場合はこちらも細菌・ウイルスなどによる感染が疑われますので、症状が進行する前に動物病院を受診しましょう。

4、微熱

普段だったら冷たい耳などが暖かい・熱い場合は発熱が疑われます。いつもより元気・食欲がなかったり、ほかの症状も一緒に出ていることが多いので、ワンちゃんの様子をしっかり見てみましょう。

ワンちゃんの平熱は個体差によりますが37.5℃~39.0℃程度です。39.0℃より高い場合は発熱となります。微熱はいつもの体温より高い状態ですので、普段のワンちゃんの平均体温を知ることが大事です。

ワンちゃんによって37.5℃が平均のワンちゃんから39.2℃が平均のワンちゃんもいます。ワンちゃんの体温を測るためには肛門に体温計などを差し込み測定することがほとんどですが、肛門付近は嫌がる子も多くご自宅ではなかなかできませんよね。体温計での測定が難しい場合は、ワンちゃんの体を毎日触りましょう。触ることで耳はこのくらいの温度、お腹はこのくらいの温度と知ることができます。

症状が進行すると

病状が進行すると、けいれんや下痢嘔吐などの症状が出ます。けいれんなどの症状が出た場合はすぐに動物病院を受診しましょう。下痢嘔吐などの症状が出ている場合は食事や水分補給もしっかり取れない状態です。脱水などのほかの症状も出る可能性がありますので、早期に対応しましょう。

風邪症状が出たときの対処法

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1、栄養・水分補給をしっかり取り、休息する

食欲があるのであれば、しっかりご飯を食べるようにしましょう。食いつきが悪い場合はぬるま湯などを加え、少し温めてから与えると匂いもでるため食いつきも良くなります。さらに、ぬるま湯を加えることで水分もドライフードより多く摂取できます。

ご飯を食べないからといっておやつをたくさん与えたり、人間のご飯などを与えると、味が濃く美味しいため、通常のドライフードを食べなくなる危険性もありますので、食事内容には注意しましょう。

しっかり栄養・水分を補給した後は休息させてあげましょう。体調不良の時は十分な休息睡眠が一番の特効薬ですので、できるだけ静かに休める環境を作ってあげましょう。

散歩は気分転換に行く場合や、ワンちゃんが行きたがる場合軽く連れて行ってもいいでしょう。ただし、ワンちゃんが嫌がる場合やゆっくり休んでるのであれば控えるようにしましょう。

2、ゆっくりできる場所を作る

環境の変化や同居犬が増えた、飼い主さんの生活スタイルの変化などによるストレスが原因の場合はできるだけ静かに、リラックスできる環境を作ってあげましょう。

引っ越しなどによる環境の変化の場合はできるだけ、前の環境に近づけるように以前から使用していた毛布やおもちゃなど前の環境と同じ匂いのするものを一緒においてあげましょう。毛布やおもちゃなど引っ越しの時に捨てずに残してあげましょう。

同居犬などが増えた場合は、同居犬が子犬の場合はしばらく別にしてあげるといいでしょう。子犬は元気がよくストレスになるので、ゆっくりできるよう、子犬が入ってこないようなスペースを設けてあげるといいでしょう。

3、症状が進行している場合は動物病院へ

症状が進行していて嘔吐・下痢だったり、発熱しているようであれば、動物病院に連れていきましょう。他にも咳が出続けている、緑の鼻水が出ている場合は細菌感染やウイルスの感染が疑われ、動物病院での治療が必要となりますので、早めに動物病院に連れていきましょう。

風邪症状が出ている幼犬や老犬の場合は早めに動物病院に連れていきましょう。成犬より体力も免疫力もないため、症状が早く進行する可能性があります。いつもと何か様子が違うけど、見極めるのが難しいと迷う場合はかかりつけ動物病院に1度連絡し、相談してみましょう。

かかりつけの動物病院であればワンちゃんのカルテに性格や体調、既往歴なども記載されていますので、的確に状況を判断してくれるでしょう。

風邪をひかないようにするには?

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1、免疫力をあげる

免疫力を上げる方法はたくさんありますが、体温を上げるのも効果的です。ただ、暖めるだけでなく、基礎体温を上げましょう。太陽の出た天気の良い日などに適度な運動を行い筋肉を動かしてあげましょう。筋肉が適度につくと代謝が良くなり基礎体温もあがり、さらに免疫力もあがると言われています。ワンちゃんの平均体温は個体差がありますが、37.5℃から39.0℃程度で、平均体温内に保てるようにしましょう。

他にも腸内の環境を整えることも大事なことです。腸内のバランスを整えるために乳酸菌などのサプリメントを与えたり、消化の良いドッグフードを選んで与えたりすることも効果的でしょう。

老犬になるとどうしても筋力や体力は低下し、免疫力が下がってしまいます。適度な運動や免疫力を上げるといわれている食材などを積極的に与えるようにしてあげましょう。
 

2、適度な運動

適度な運動は免疫力を上げる手助けをするだけでなく、ストレスを軽減することができます。ストレスも風邪の大敵ですので、適度な運動を取り入れると体力がつきますので、例えば病気になった時に病気に勝つこともできます。

適度な運動といっても犬種ごとに運動量は違います。チワワなどの小型犬は室内の軽い運動で足りるかもしれませんが、大型犬で同じ遊びだけだとストレスが溜まってしまいます。

コーギーやボーダーコリーなどのもともと牧羊犬として飼育されていたワンちゃんはたくさん走り回ったり、かなりの運動量を必要としますので、適切な運動量を調べてあげましょう。

3、規則正しい生活

急に生活スタイルが変わるとワンちゃんもストレスが溜まります。ストレスをためないためにも、できるだけ生活スタイルは変えないよう心がけてあげましょう。

犬の風邪についてのまとめ

ワンちゃんが咳・鼻水が出ている風邪かな、と思う飼い主さんも多いと思います。ただの風邪かと思って様子を見ていたら手遅れに、なんてことにならないように風邪様症状、原因、対処法などを知ることで、症状が進行する前に対処できるようになります。そうすることでワンちゃんは健康に過ごすことができるでしょう。


愛犬にヨーグルトを食べさせて大丈夫?効果や栄養、注意点について

2016-11-17 [記事URL]

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人間の体に良いとされているヨーグルト。愛犬にも食べさせて大丈夫?と思う飼い主さんは多いと思います。できれば食べさせたいけど、ワンちゃんには食べさせてはいけない物も数多く存在します。

知らずに与えてから後悔しないように、ここではヨーグルトの効果やワンちゃんが食べても大丈夫なのか、ご紹介いたします。愛犬との生活に活用していただければと思います。

ヨーグルトの効果は?

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腸内環境を整えるなど、たくさんの良い効果を持つヨーグルトですが、具体的にどんな効果があるのか、まずはご紹介いたします。

便秘改善

ヨーグルトといったら、便秘改善に効果があると1番に思いつきますよね。乳酸菌やビフィズス菌が悪玉菌を追いやり、腸内環境を整え、腸を刺激し、便通をよくします。

人間では腸内環境が良くなることで、ニキビ予防や美肌効果があるといわれています。

カルシウム補給

ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれています。骨や歯の元になり、骨を強くし、イライラを防ぐ効果もあり、精神安定効果が期待できます。

タンパク質補給

ヨーグルトにはタンパク質も豊富に含まれています。タンパク質はワンちゃんにとって大事な栄養素で、筋肉の元にもなります。タンパク質をしっかり摂取しないと、毛質が悪くなったり、ワンちゃんの爪が割れたり、剥がれてしまったり、免疫力の低下など、生きる上で大事な役割をもった栄養素です。

ウイルス、細菌に対しての免疫力向上

タンパク質を摂取することでも免疫力があがりますが、ヨーグルトを食べることで腸内環境が良くなり、免疫力があがるそうです。

ビタミンB2補給

ビタミンB2には脂肪燃焼促進効果があり、ヨーグルトに多く含まれています。ビタミンB2は脂肪の代謝を促す効果があり、脂肪の燃焼には不可欠な栄養素だそうです。

口臭防止効果

ヨーグルトには口臭防止効果もあるそうです。フードに混ぜて与えるのもよいですが、歯磨き時にヨーグルトを使用すると効果的だそうです。
 

ヨーグルトを食べても大丈夫?

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乳製品のアレルギーがなく、お腹がゆるくならない体質でしたらヨーグルトを与えても大丈夫です。ただし、獣医師さんの中には加工された人間用の食品を与えることは薦めない人は多いです。

また、ワンちゃんの体質には個体差がありますので、親兄弟だとしても1頭1頭違いますので、与えるときは注意深く観察した方がいいでしょう。

牛乳を飲んでお腹の調子に変化がないのであれば、ヨーグルトを与えても大丈夫です。ヨーグルトは牛乳より一部乳酸菌がお腹を緩くする入党を分解しているため、牛乳でお腹が緩くなってしまったワンちゃんでもヨーグルトは大丈夫というワンちゃんもいます。

注意点として、乳製品のアレルギーがあるワンちゃん、牛乳などの乳製品に体が強く反応してしまうワンちゃんはヨーグルトを含め乳製品は避けましょう。

ヨーグルトを与えるときの注意点

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ワンちゃんにヨーグルトを与えるときは無糖で、低脂肪か無脂肪のヨーグルトを選びましょう。砂糖やフルーツなどで味がついているものは与えないようにしましょう。

さらに、与える量ですがティースプーン半分から1杯を目安として与えましょう。ヨーグルトはおいしいものですので、ワンちゃんには物足りず欲しがると思いますが、与えすぎてしまうとお腹の調子を悪くする可能性がありますので、ワンちゃんのためにも与える量を守りましょう。 

初めてヨーグルトをワンちゃんに与える場合、たとえアレルギーがないワンちゃんでも何か症状が出たときにすぐに動物病院を受診できるように、動物病院の診察時間内に与えたほうがよいでしょう。また、1日2日は便の調子やワンちゃんの様子などしっかり観察しましょう。
 

犬にヨーグルトを与えることについてのまとめ

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ワンちゃんにはヨーグルトを与えても大丈夫ですが、注意点も多々あります。
獣医師さんの中には加工された人間用の食品を与えることは薦めない人が多いのも事実です。

ワンちゃんは人間の食べるものは大好きです。ヨーグルトを与える場合はワンちゃんが求めてきても、与える量や与えてよいヨーグルトの種類をしっかり守るようにしましょう。

ヨーグルトはワンちゃんの体にも様々な良い効果をもたらしてくれる食材です。ワンちゃんの健康のためにもしっかり注意点を守れば、ワンちゃんもご飯の時間が楽しくなるでしょう。


保護犬を引き取る前に知っておくべき事とは?

2016-11-15 [記事URL]

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保護犬を迎える前に



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